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上達のための練習法:棋譜と問題を解くこと

振り返りで負けた対局を見直し、詰碁や戦術の問題を解き、強い人の棋譜を並べる方法まで、囲碁・チェス・チャンギに共通する練習法をまとめました。

📚 囲碁とチェス入門 · 7/10· ⏱ 読了目安 3分 ·情報更新 2026-10-06

📋 基本情報

三つの練習
振り返り、問題を解く、棋譜を並べる
問題の難しさ
易しい問題を多く、頭の中で最後まで読んで確認
囲碁の級・段
級は数字が小さいほど、段は大きいほど強い
コンピューター解析
自分で振り返った後に確認用として使う
持ち時間
長い持ち時間の対局を混ぜると深く読む練習になる

たくさん打つだけでは足りない

囲碁、チェス、チャンギのいずれも、最初は打てば打つほど早く上達します。ルールに慣れ、よく出てくる形が目に入るようになるからです。ところがある程度たつと、対局数を増やしても実力が伸びない時期が来ます。同じミスを繰り返しながら、それがミスだと気づいていないからです。このとき必要なのが対局の外で行う練習です。打った対局を見直す振り返り、短い時間で特定の力を集中して鍛える問題、強い人の考えをたどる棋譜の勉強が代表的です。この三つを対局と組み合わせれば、同じ時間をかけてもはるかに多くを学べます。

振り返り:負けた対局から学ぶ

振り返り(検討)とは、終わった対局を最初から並べ直して、どこで流れが変わったのかを探すことです。囲碁では対局後に二人で一緒に検討する文化が古くからあり、チェスやチャンギでも同じ方法が通用します。最初からすべての手を覚えておくのは難しいので、対局中に手を記録するか、記録が残る環境で打つとよいでしょう。振り返るときは、結果を変えた決定的な場面を二、三か所見つければ十分です。その場面で自分が何を考えていたか、相手の意図を見落としていなかったか、ほかの候補手は何だったかを順に書き出してみてください。

  • 対局中に手を記録しておく
  • 流れが変わった場面を二、三か所見つける
  • そのときの考えと見落とした相手の意図を書く
  • ほかの候補手を実際に並べて比べる

問題を解く:短く、こまめに

問題を解くことは、実戦によく出る場面だけを切り出して繰り返し練習する方法です。囲碁では石の生き死にを扱う詰碁が代表的で、チェスでは一つの駒で二つの駒を同時に攻めるフォーク、後ろにあるより大事な駒のせいで前の駒が動けなくなるピンといった戦術の問題が代表的です。チャンギにも数手で詰みを作る詰め問題があります。大切なのは、石や駒を実際に動かしてみる前に、頭の中で最後まで読んで答えを決めることです。難しい問題を少し解くより、やや易しい問題をたくさん解くほうが、実戦で形を見抜く速さを上げるのに効果的です。

棋譜を並べる

棋譜とは対局の手を順番に記録したものです。強い人の棋譜を盤に一手ずつ並べながら、次の手を置く前に、自分ならどこに打つかを先に予想してみてください。予想が当たれば感覚が合っている確認になり、外れればなぜその手のほうが良いのかを考える機会になります。最初からすべての手の意味を理解しようとするとすぐに疲れるので、序盤の流れと大きな決断が下された場面を中心に見ればよいでしょう。チェスの棋譜は盤の縦の列をaからh、横の段を1から8と名づけたマスの名前で書く方式が標準なので、マスの名前を覚えておくと本や記録がずっと読みやすくなります。

終盤を別に勉強する理由

入門者の勉強は序盤に偏りがちですが、実際に勝敗が分かれるのは中盤と終盤であることが多いのです。チェスでは、キングとクイーン、あるいはキングとルークで、一つだけ残った相手のキングをチェックメイトする基本の方法を知らないと、勝っている対局をステイルメイトで引き分けにしたり、時間を使い切ったりすることがあります。囲碁では、最後の境界線を片づけるヨセで、相手が受けなければならない手を先に打つか、受けなくてもよい手を打つかによって目数の差が生まれます。終盤は答えが比較的はっきりしているので、勉強した分がすぐに結果に返ってくる分野でもあります。

持ち時間と相手の選び方

速い対局はたくさん打てて楽しいものの、直感に頼るようになり、深く読む練習が不足しがちです。上達したいなら、考える時間が十分ある対局を定期的に混ぜるのがよいでしょう。相手は自分と同じくらいか少し強い人が最も多くのことを学ばせてくれます。弱すぎる相手ではミスがとがめられず、強すぎる相手ではどこで負けたのかさえわかりにくくなります。コンピューター解析は強力な道具ですが、最初から正解を見ると自分で考える過程を飛ばしてしまいます。まず一人で振り返り、その後に確認用として使う順番を守ってください。

実力を表す単位

実力を数字で確かめると、やる気を保つのに役立ちます。囲碁は級と段で実力を表し、級は数字が小さいほど強く、1級の次が初段で、段は数字が大きいほど強くなります。実力差のある二人が打つときは、弱いほうがあらかじめ石をいくつか置いて始める置き碁でバランスを取れます。チェスは対局の結果に応じて上下するレーティングを使い、点数の差が大きいほど高いほうが勝つ可能性が高いと考えます。ただし団体やサイトごとに基準が違うので、異なる場所の数字をそのまま比べることはできません。

一週間の練習計画の例

一日に長い時間を取るのが難しければ、短い練習をこつこつ続けるほうがよいでしょう。以下は一つの例なので、自分の生活に合わせて調整してください。長時間座って打つと首や腰に負担がかかるので、ときどき立ち上がって休むことも忘れないでください。

  • 毎日:易しい問題を10分
  • 週2〜3回:考える時間が十分ある対局を一局
  • 対局の直後:決定的な場面を二、三か所振り返る
  • 週1回:強い人の棋譜を一局並べる
  • 週1回:終盤の基本技術を一つ身につける

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